銅屋根クロニクル

銅屋根クロニクル No.31

ルーフネット 森田喜晴

野太い本瓦棒葺きの本堂に度肝を抜かれる
筑波山神社(茨城県)

筑波山神社は筑波山を境内とした、古代山岳信仰に始る古社である。男体山頂(871m)に筑波男大神(イザナギノミコト伊弉諾尊)を、女体山頂(877m)に筑波女大神(イザナミノミコト伊弉冊尊)を祀っている…

銅屋根クロニクル No.30

ルーフネット 森田喜晴

重文・京都ルネサンスの館は桜の名所
京都府庁旧本館(京都府)

明治37年(1904)12月20日に竣工した京都府庁旧本館は、昭和46年まで京都府庁の本館として使用された。現在も執務室や会議室として活用されており、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のもの…

銅屋根クロニクル No.29

ルーフネット 森田喜晴

参道(月見坂)に並び立つ諸堂は
銅屋根ギャラリー 中尊寺(岩手県)

岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院。山号:関山(かんざん)、本尊は阿弥陀如来。寺伝では円仁が開山、その後貞観元年 (859 年) に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったという。実質的な開基は…

銅屋根クロニクル No.28

ルーフネット 森田喜晴

金赤の稲荷は今や世界的観光名所
伏見稲荷大社(京都府)

全国に約 3 万社あるといわれている稲荷神社の中で「伏見稲荷大社」は総本宮にあたる。 古くは朝廷が雨乞いや止雨と共に五穀豊穣を祈り、国の安穏を願ってきた。 「母大政所殿の病悩平癒祈願が成就すれば一万石奉加する」、と記した秀吉の"命乞いの願文" も伝来している。秀吉の願いは…

銅屋根クロニクル No.27

ルーフネット 森田喜晴

「北陸の法隆寺」と称される禅宗の国宝大伽藍は鉛と銅の饗宴 瑞龍寺(富山県)

富山県唯一の国宝がある寺・高岡山瑞龍寺。
住宅街に突然現れる総門をくぐると、杮(こけら)葺きの山門鉛瓦葺きの仏殿、銅板葺きの法堂、3つの国宝が一直線に並ぶ。左右に禅堂と大庫裏を置き、周囲を回廊で結ぶ中国の寺院建築を模して建立された。「禅宗伽藍をまねるのであれば、富山県高岡市の瑞龍寺を見てこいと」…

銅屋根クロニクル No.26

ルーフネット 森田喜晴

雪を頂く富士に例えられる鉛屋根
金沢城(石川県)

加賀百万石、前田家の居城である金沢城の屋根は日本にただ2事例という材料で葺かれている。それは鉛瓦。金沢城の正門にあたる石川門は昭和25年(1950)に重文に指定されている。前田利家によって慶長4年(1599)築城された金沢城の建物は何度も火災にあい焼失したが…

銅屋根クロニクル No.25

ルーフネット 森田喜晴

福岡市赤煉瓦文化館
旧 日本生命保険相互会社九州支店(福岡県)

福岡市赤煉瓦文化館は昭和41年まで日本生命保険相互会社福岡支店として使用されていた。明治末期の本格的な煉瓦建築として価値が高く、昭和47年3月に重要文化財に指定された。同年12月福岡市が買収し、福岡市歴史資料館として活用するため昭和47年に大規模な改修工事が行われた…。

銅屋根クロニクル No.24

ルーフネット 森田喜晴

大阪天満宮(大阪府)

大阪市北区に鎮座する大阪天満宮(おおさかてんまんぐう)は、大阪市民からは「天満(てんま)の天神さん」と呼ばれ親しまれている。毎年7月24日から25日にかけて行われる天神祭は京都・祇園祭、東京・神田祭と並んで日本三大祭りの一つである…。

銅屋根クロニクル No.23

ルーフネット 森田喜晴

大阪府立中之島図書館(大阪府)

大阪府内に2館ある府立図書館のひとつで、大阪府立中央図書館(東大阪市)が一般書から学術書まで幅広い分野の本を所蔵しているのに対し、中之島図書館は古文書や大阪関連の文献、ビジネス関係分野の書籍・資料に特化している。大阪府立中之島図書館の蔵書数は約55万冊…。

銅屋根クロニクル No.22

ルーフネット 森田喜晴

小石川湯立坂のあかがね御殿
旧磯野家住宅(東京)

明治・大正の時代の山林王・磯野敬が自邸として建てた木造3階建ての和風建築。1912年(大正元年)竣工。銅板葺きの屋根、銅板張りの外壁のため銅御殿(あかがねごてん)」と呼ばれる。関東大震災や戦災にも耐えた…。

銅屋根クロニクル No.21

ルーフネット 森田喜晴

「赤れんが庁舎」・北海道庁旧本庁舎(北海道)

北海道庁旧本庁舎。明治21年竣工。重要文化財。設計は北海道庁の主任技師平井晴二郎。明治42年に火災で内部は全焼、昭和42年に創建時の姿に復元され「道庁赤レンガ庁舎」、「赤れんが」と呼ばれ親しまれている…。

銅屋根クロニクル No.20

ルーフネット 森田喜晴

大崎八幡宮(宮城)

大崎八幡宮の社殿は、仙台藩祖・伊達政宗の命により慶長九年から十二年にかけ、豊臣家お抱えの、当時最高レベルの匠達によって造営された。権現造りのこの社殿は安土桃山時代の我が国唯一の遺構として…。

銅屋根クロニクル No.19

ルーフネット 森田喜晴

熱田神宮(愛知)

熱田神宮の祭神は「熱田の大神」。熱田の大神とは、三種の神器の1つ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)である。剣は日本武尊(やまとたけるのみこと)の命を救うまでは「天叢雲剣(あめのむらくもつるぎ)」とよばれた…。

銅屋根クロニクル No.18

ルーフネット 森田喜晴

三嶋大社(静岡)

創建の時期は不明。三島市内中央に位置し、鬱蒼とした森に囲まれている。奈良・平安時代の古書にも記録が残り、三嶋神は東海随一の神格と考えられ、平安時代中期「延喜の制」では、「名神大」に列格され…。

銅屋根クロニクル No.17

ルーフネット 森田喜晴

西本願寺伝道院(京都)

 「西本願寺伝道院」は、伊東忠太の設計により、真宗信徒生命保険会社の本社屋として1912年竣工した。その後、時代とともに銀行、事務所、研究所、診療所と用途を変え、1973年に浄土真宗の布教使を育成する伝道院となった…。

銅屋根クロニクル No.16

ルーフネット 森田喜晴

静岡浅間神社

静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)通称「おせんげんさま」は神部(かんべ)神社・浅間(あさま)神社・大歳御祖(おおとしみおや)神社の三社からなり、その総称が「静岡浅間神社」である…。

銅屋根クロニクル No.15

ルーフネット 森田喜晴

日光旧田母沢御用邸(栃木)

栃木県日光インターチェンジから3.5km。日光旧田母沢御用邸は、嘉仁親王(後の大正天皇)の静養のために明治32年(1899年)に造営、その後、大正天皇即位に伴って、大正7年から9年にかけての大規模な増改築を経て…。

銅屋根クロニクル No.14

ルーフネット 森田喜晴

リズミカルな屋根を彩る緑青瓦と金鯱

国内に残る城の中に、かつては杮葺(こけらぶき)の屋根を持つ天守(てんしゅ)もありましたが、現存する天守の屋根はほとんど瓦で葺かれています。
天守の屋根に金属を使うのは、関ヶ原の合戦以降になります…。

銅屋根クロニクル No.13

ルーフネット 森田喜晴

三博の屋根を彩る緑の縁(下)

トーハク(東京国立博物館)、キョーハク(京都国立博物館)、ナラハク(奈良国立博物館)の「サンハク「三博」の建物を設計した片山東熊(かたやまとうくま)の屋根の続編です…。

銅屋根クロニクル No.12

ルーフネット 森田喜晴

三博の屋根を彩る緑の縁(上)

「三博」といってもクリスマスの降誕劇で子供たちが扮する東方の「三博士」ではありません。トーハク(東京国立博物館)、キョーハク(京都国立博物館)、ナラハク(奈良国立博物館)の「サンハク」のことで…。

銅屋根クロニクル No.11

ルーフネット 森田喜晴

日光東照宮(栃木)

日光東照宮は徳川家康の霊廟として元和3年(1617年)に創建されました。「日光を見ずして結構といえぬ(河竹黙阿弥)」と称されるほどの「豪華絢爛」、人によれば「コテコテ」、あるいは「寛永バロック調」になったのは…。

銅屋根クロニクル No.10

ルーフネット 森田喜晴

赤坂迎賓館 赤坂離宮(東京)

迎賓館赤坂離宮:1909年(明治42年)に東宮御所として、ジョサイア・コンドルの弟子で宮廷建築家、片山東熊の設計により建てられた。 本館の構造:鉄骨補強煉瓦石造、地上2階(地下1階)。 延床面積:1万5000平方メートル…。

銅屋根クロニクル No.9

ルーフネット 森田喜晴

北野天満宮(京都)

北野天満宮は、現在、全国各地におよそ一万二千社とも言われる菅原道真を祀(まつ)った神社の総本社で、親しみを込めて「北野の天神さま」と、また地元では単に「天神さん」と呼ばれている。天満宮の縁起によれば…。

銅屋根クロニクル No.8

ルーフネット 森田喜晴

湯島聖堂(東京)続編-樋

寛政11年老中松平定信の寛政の改革で、朱子学は官学となりその象徴である湯島聖堂は拡張され最大規模となった。同時に建物全体が黒でおおわれる。壁や扉は黒漆で塗られた元禄の当初の朱塗りが何故黒になったのか…。

銅屋根クロニクル No.7

ルーフネット 森田喜晴

湯島聖堂(東京)前編-屋根

寛永9年(1632年)、尾張中納言徳川義直は、幕府の儒臣・林羅山のために上野忍ヶ岡の林邸内に孔子廟を建てた。これが湯島聖堂の始まりである。また元禄3年(1690年)5代将軍徳川綱吉は儒学の振興を図るため…。

銅屋根クロニクル No.6

ルーフネット 森田喜晴

横浜市開港記念会館(神奈川)

横浜市開港記念会館は、横浜開港50周年を記念して、横浜市民からの寄付により建設された。大正6(1917)年6月30日に竣工し、翌7 月1日に「開港記念横浜会館」として開館した。同記念館は…。

日本ハリストス正教会教団復活大聖堂(東京)

銅屋根クロニクル No.5

ルーフネット 森田喜晴

日本ハリストス正教会教団復活大聖堂(東京)

東京都千代田区神田駿河台のニコライ堂。「ニコライ堂」は 通称。日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭(のち大主教)聖ニコライにちなむ。正式名称は「日本ハリストス正教会教団復活大聖堂」で…。

中之島公会堂(大阪)

銅屋根クロニクル No.4

ルーフネット 森田喜晴

中之島公会堂(大阪)

大阪市中央公会堂は1911(明治44)年に大阪・北浜の株仲買人だった岩本栄之助氏から公会堂のために寄付された100万円をもとに建設された。大正7年に完成したネオ・ルネッサンス様式の建築で…。

築地本願寺(東京)

銅屋根クロニクル No.3

ルーフネット 森田喜晴

築地本願寺(東京)

築地本願寺は元和3年(1617)西本願寺派の関東における根本道場として浅草に創建されたが、明暦3年(1657)の振り袖火事により焼失、その後海辺を埋め立て本堂が建立されたが…。

大坂城天守閣(大阪府)

銅屋根クロニクル No.2

ルーフネット 森田喜晴

大坂城天守閣(大阪府)

豊臣秀吉が1583年に築いた大阪城は、1931(昭和6)年、大阪市民の協力を得て復元された。施工は大林組。復興した天守 閣もその後60数年の歳月を経て…。

すべての瓦を下ろした正倉院正倉

銅屋根クロニクル No.1

ルーフネット 森田喜晴

すべての瓦を下ろした正倉院正倉

今回から「銅屋根クロニクル」として、銅板や銅屋根をめぐる話題を掲載していきます。第1回目は奈良の正倉院です。銅板とは関係がないようですが…。