金属の屋根と外壁を知る

屋根の維持管理についてのお願い

屋根・といに下記のような事例が見られる場合は、業者に屋根の点検を依頼してください。一般の方が屋根に上がるのは大変危険であるだけでなく、かえって屋根を傷つけることになりますので、お止めください。

屋根の性能を維持するためには、定期的な点検と不具合箇所の適切な処置が大切です。特に台風などの強風が吹いた後は、屋根・といの点検を行うことをおすすめします。

■屋根外部

  • #変形が見られる
  • #へこみ、浮き上がりが生じている
  • #錆などが生じている
  • #ゴミ・異物が堆積している
  • #ビス等が緩んでいる
  • #コーキング、シーリングの劣化が見られる
  • #水溜り(跡)がある
    • 特に以下の箇所にご注意ください。
    • ・天窓、煙突など屋根上の開口部の周囲
    • ・TVアンテナ、太陽熱温水器等の支持部
    • ・水滴落下部(階段、バルコニー下、載荷物下、ひさし下

■屋根の内部

  • #水じみが見られる
  • #明かり漏れ、漏気が激しい
  • #異常な音がする

■と い

  • #変形・はずれが生じている
  • #とい、排水口にゴミ、枯葉等が詰まっている

■塗膜の点検

金属屋根の素材が塗装鋼板の場合、再塗装することにより、屋根の使用期間をのばすことができます。点検は以下の点に注意して行ってください。いずれかが認められた場合は、再塗装することをおすすめします。

  • ①屋根及び水切りの加工部の変色(白っぽくなる)
  • ②塗装面の部分的なふくれ、はがれ
  • ③部分的なさびの発生(白錆、赤錆)
  • ④役物部分の塗膜のふくれ、はがれの発生

上記の例が認められない場合でも、表面にチョーキング(白亜化)が発生していれば、再塗装時期は近いと 考えられます。
※チョーキングとは、塗膜が劣化し、表面が白い粉(チョーク)をふいたような状態に変化することをいいます。

塗膜の点検

■金属屋根の改修方法の目安

金属屋根の改修方法はいくつかあります。以下に屋根面の状態による目安を示します。
雨漏り等が発生している場合は、この限りではありません。

劣化状況
部位
改修方法
 チョーキング(白亜化)
屋根面・ボルト等
塗装
 変色・褪色
 はがれ・白錆
 赤錆
カバー工法
撤去葺き替え
 孔あき
屋根面

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