一般社団法人日本金属屋根協会

初めて学ぶ もう一度学ぶ 金属の屋根と外壁 LLM2017

一般社団法人 日本金属屋根協会 技術委員会

コラム

Column

第1章

  • トロ
  • 板金はハイカラ
  • ここは風道だから
  • 泥なまし
  • 地の粉
  • 銅の仕事は関東大震災以降
  • ジュラルミン
  • 木羽からトタンへ
  • 番手(ばんて)
  • はぜの" 太さ" と" 捨て板"
  • 亜鉛鉄板メーカーの国内向け代表マーク
    (昭和37 年当時)

第2章

  • 構法と工法
  • はぜ
  • シーリング材
  • 耐酸被覆鋼板製といの加工
  • 雨どいの歴史
  • ステンレスシート防水での特殊な成形
  • 12 月1 日は「鉄の記念日」
  • 錆を防ぐ方法
  • 転炉の発明
  • 錆もいろいろ
  • 亜鉛へのアルミ(AI)添加効果
  • だれ

第3章

  • 風速について
  • Er について
  • ピーク外圧係数およびピーク内圧係数
  • 風荷重の分布範囲について
  • 「I」と「Z」について
  • 静止摩擦係数
  • 増加する降雨量に注意!!
  • 瓦屋根と金属板の併用
  • 音鳴りの現象

第4章

  • 反射光害の受忍限度の範囲と事前対策
  • 塗装ガルバリウム鋼板(JIS G 3322:2012 )JIS規格の改訂について
  • 熱伝導率(λ)と 熱貫流率(U)
  • 熱抵抗(熱貫流抵抗)(R) 単位: m2・℃ /W
  • 鋼板の断熱性能値
  • 面密度
  • 総合透過損失
  • 人間が聞こえる周波数
  • 拡散板
  • 照度の基準

第5章

  • 安全が大事
  • 下地が大事
  • ブルーシート使用上の注意
  • 清掃と補修

第6章

  • 維持能力

第7章

  • 屋根の重さ
  • 北海道黒松内町立黒松内小学校の事例

コラム 『トロ』

石油缶を開いたものをだいぶ使いました。石油缶はハンダで付けてありますから、それを火で温めましてね。口のところからポンポンと叩いて抜いて、切り開いて作ったものです。これを屋根や樋に使ったものです。

開いたところは、ハゼがありますから樋などを作る際は「ふち巻き」は出来ませんでした。せいぜい「アダ折り」ぐらいしか出来ない。それと「口」に当たる部分、ここも使いました。「口」には穴がありますから、そこに細工をして穴を塞ぎましてコールタールを塗ってしまうんです。これを使って屋根を菱ぶきにしました。当時は「天地ぶき」と言っていました。既にコールタールが塗ってあるから、「雨が漏らない」ってことで、垂木に直接釘で留めていました。

これは自分たちで作るんではなくて、専門に売っているお店がありましたから、そこから買っていました。店先に開いたものがうず高く積んでありましたね。もとは石油缶ですから、開いたままの物は油だらけです。その油の付いた物と洗ってきれいにした物と2種類を売っておりました。油の付いた物は 「トロ」と呼ばれてました。当然洗った物のほうが高いわけです。3銭から5銭ぐらい違ってたんじゃないでしょうか。

鴨下松五郎氏・談

コラム 『木羽からトタンへ』

私はもともとは木羽(こば)ぶきの職人です。うちの親方の本業は木羽なんですが、トタンの仕事もやっていました。ちょうど仕事が変わり行く時代でしたね。昭和27年から28年ごろから急にトタンが出てきました。急激にトタンに変わっていったという感じです。当時のトタンぶきでは普通の民家の屋 根を2人の職人で10日もあれば終えることができま したが、木羽ですと職人2人でだいたい1ヵ月半から2ヵ月掛かります。この辺の理由が一番大きかったと思います。だんだん人間が忙しくなってきましたし、木羽に割れるような良い木を探すのも難しくなっていましたね。

斉木益栄氏 談

木羽からトタンへ

ページトップへ戻る