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断熱亜鉛鉄板委員会

折板屋根にできること

折板屋根の諸性能

4-遮音・吸音性能

音が材料に到達すると下図のように反射、 透過、 吸収の3つに変化します。
材料の密度(単位当たりの重量)が大きく、材料の厚いものの方が透過が少なく、音が到達する表面が平滑なものの方が音が材料内部に入りにくいので反射は大きくなると言われています。

一方吸収(吸音)は、材料内部に到達した音が材料内部で空気が振動することにより、音のエネルギーが熱エネルギーに変換されて音が減衰する現象になります。 したがって、吸音性能のある材料は空気を多く含む多孔質材料(グラスウールやロックウールのような繊維質や連続気泡の発泡体)になります。

音が材料に到達したときの3変化

① 遮音性能

遮音性能は、透過する音が少ない方が良いことになります。 一般的には透過損失で評価され、材料の面密度(単位面積当たりの重量)が大きい程大きくなり(質量則)、各音の音域(周波数Hz)ごとでの性能値となります。
代表的な折板屋根の透過損失は、「断熱性能別 工法比較表」を参照願います。

② 吸音性能

折板屋根の場合、裏張り断熱材が吸音することになります。 先に記載の通り繊維質材料の方が吸音性能は高くなります。無機質高充填フォームプラスチックは独立気泡の発泡プラスチックなので吸音性脳は乏しく、ガラス繊維シートの方が効果的です。

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