(スライド断熱金具も使用可能)
①ガラス繊維シート断熱材
②無機質高充填フォームプラスチック
グラスウール断熱材充てん/上葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・裏打材[無機質系又は合成樹脂系]裏張・下葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]折板屋根
認定番号 | 折板 分類 | 許容梁間 | 鋼板厚み | 裏打材 | グラス ウール |
断熱金具 |
---|---|---|---|---|---|---|
FP030RF-1927-1 | H0930・1山W (GW10kg) |
3,500㎜ 以下 |
上0.6~1.2 下0.6~1.2 |
組合せ 4種 |
10kg |
スライド式 も可能 |
張付け位置 | (1) | (2) | (3) | (4) |
---|---|---|---|---|
上葺材 | × | × | 〇 | 〇 |
下葺材 | × | 〇 | × | 〇 |
×:裏打材なし
○:裏打材あり(無機質系又は合成樹脂系)
(1) グラスウール断熱材充てん/上葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・
下葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]折板屋根
(2) グラスウール断熱材充てん/上葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・
裏打材[無機質系又は合成樹脂系]裏張・
下葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]折板屋根
(3) グラスウール断熱材充てん/裏打材[無機質系又は合成樹脂系]裏張・
上葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・
下葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]折板屋根
(4) グラスウール断熱材充てん/裏打材[無機質系又は合成樹脂系]裏張・
上葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・裏打材[無機質系又は合成樹脂系]裏張・
下葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]折板屋根
適用できる裏打材は表3に示す断熱亜鉛鉄板委員会登録製品です。
適用グラスウールは表4に示す規格を満足する製品を選定して下さい。
裏打材 | 製品名 | 厚さ(㎜) |
---|---|---|
ガラス繊維シート断熱材 | スーパーフェルトンⅢ、フネンルーフG2、NSフネンGF | 5~10 |
無機質高充填フォームプラスチック | フネンエース、ハイエチレンスーパー | 4~10 |
無機質高充填フォームプラスチック/アルミニウムはく | しずかエース | 4以下 |
アクリル系樹脂塗装ポリエステル樹脂不織布 | サウンドプルーフSF-2Rフネン | 2 |
アクリル樹脂系塗装ポリエステル樹脂不織布張/アクリル樹脂系裏面塗装/ガラス繊維フェルト | サウンドプルーフGW-4Rフネン | 4 |
ポリエチレン樹脂系フォーム | フォームエース、トーレペフ | 2~10 |
ポリエチレン樹脂系フォーム/アルミニウムはく | シールドエース ※(旧)きららエース | 4以下 |
グラスウール断熱材 | 規 格 | 密 度 | 防湿材(ポリ袋) | 厚さ |
---|---|---|---|---|
グラスウール | JIS A 9521 | 10kg/㎥品 | 有(t≦0.02㎜)/無 | 100㎜×1層 又は 50㎜×2層 |
使用に際しては、以下の事項を確認下さい。
① 折板の山高・山ピッチ・形状
② 認定により適用できる適用鋼板厚さ及び最大許容梁間
③ 折板に使用できる鋼板の種類及び最大塗膜厚及び質量(重量)
④ 認定により適用できるタイトフレームの材質・形状・幅・厚み (2.3〜4.5㎜)
⑤ 裏打材(断熱亜鉛鉄板委員会認定品) 、断熱材 (グラスウールJIS A9521)
JIS A 6514を参照した 分類表 |
山ピッチ記号 | 25 | 30 | 33 | 35 | |
山ピッチ寸法 | 230以上 270未満 | 270以上 310未満 | 310以上 350未満 | 350以上 390未満 | ||
山高記号 | 山高寸法 | |||||
9 | 80以上 100未満 | ☆H0930W (1山・2山) |
||||
11 | 100以上 120未満 |
①鋼板の種類及び規格(鋼板は厚み0.6~1.2㎜で被覆(塗装)あり及び無し)
②塗膜の仕様
【H0930(1山)】厚さ:300±30μm以下(表裏面の合計) 、有機質量:349±35g/㎡以下
③折板の仕様
折板の仕様は、表5および図の通りです。
認定番号 | 折板分類 | 折板の 働き幅 A |
山高さ B |
重ね代 外リップ 内リップ |
山ピッチ C |
上底:D 下底:E 他 |
---|---|---|---|---|---|---|
FP030RF -1927-1 | H0930(1山) | 300±20 | 86~95 (+5,-0) |
- | 300 | 形状に制限あり 詳細図参照 |
タイトフレーム | 吊り子 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
形状 | 高さ | 幅 | 長さ | 厚さ | |||
A | 35~68 | 37~75 | 60~200 | 1.0~3.2 | |||
B | 55~68 | 11~25 | 55~150 | 1.0~1.6 | |||
タイト フレーム |
固定式断熱金具(全9タイプ) ※スライド兼用タイプもあります |
---|---|
A |
|
B | |
タイト フレーム |
スライド式断熱金具(全6タイプ) |
---|---|
A |
|
B | |
施工方法は以下によります。
H0930(1山)二重葺(FP030RF-1927-1)の施工方法
① タイトフレームの取付け
折板屋根を施工する母屋芯相互の間隔が3,500㎜以下であることを確認する。
タイトフレームを墨出し線に合わせ母屋の直上に配置し、アーク溶接で母屋に取付ける。
溶接位置はタイトフレームの谷部とし、溶接長さは1箇所当たり20㎜以上で、 溶接は1谷当たり4箇所(谷部の両側×2箇所)とする。
② 下葺材の折板の取付け
吊り子をタイトフレームにボルト・ナットで固定する。
折板をタイトフレームの上に配置し、隣り合う折板相互の馳部を吊り子のツメの部分に差し込み、両者の馳部を専用の馳締機でかしめ、吊り子を介して、折板をタイトフレームに取付ける。折板の長さ方向の相互の馳部は、専用の馳締機でかしめて接合する。
③ 断熱金具の取付け
断熱金具を下葺材の吊り子直上の馳部に挟み込み、断熱金具の固定用ボルト・ナットで接合する。
④ 断熱材の敷き込み
下葺材の折板の形状に沿って隙間が生じないように断熱材を敷き込む。
⑤ 上葺材の折板の取付け
折板を吊り子 の上に配置し、隣り合う折板相互の馳部を吊り子のツメの部分に差し込み、両者の馳部を専用の馳締機でかしめ、吊り子を介して、折板を断熱金具に取付ける。
折板の長さ方向の相互の馳部は、専用の馳締機でかしめて接合する。