FP030RF-1877(1):裏打材なし
FP030RF-1877(2):裏打材あり
①ガラス繊維シート断熱材 厚さ5~10㎜、
②無機質高充填フォームプラスチック 厚さ4~10㎜、
③PET不織布制振シートで厚さは、1.7~4㎜
委員会で性能確認を受けた製品に限定されます。
FP030RF-1877(1)
めっき鋼板製折板屋根
FP030RF-1877(2)
裏打材[無機質系又は合成樹脂系]・めっき鋼板製折板屋根
認定番号及び名称等は表1の通りです。
認定番号 | 名 称 | JIS折板分類 | 鋼板厚さ | 許容梁間 | 鋼板種類 |
---|---|---|---|---|---|
FP030RF-1877(1) | めっき鋼板製折板屋根 | H1733 | 0.8~1.2㎜ | 4,000㎜以下 | 別記載 |
FP030RF-1877(2) | 裏打材[無機質材又は合成樹脂系]裏張・めっき鋼板製折板屋根 |
適用できる裏打材材は、表2の断熱亜鉛鉄板委員会の認定品です。
裏打材 | 製品名 | 厚さ(㎜) |
---|---|---|
ガラス繊維系断熱材 | スーパーフェルトンⅢ(ニチアス) | 5〜10 |
フネンルーフG2(日本グラスファイバー工業) | ||
NSフネンGF(中川産業) | ||
無機質高充填フォーム プラスチック系断熱材 |
フネンエース(古河電気工業) | 4〜10 |
ハイエチレンスーパー(レゾナック・テクノサービス) | ||
PET不織布制振シート | サウンドプルーフSF-2Rフネン(高圧ガス工業) | 2~4 |
※以後文の中では、ガラス繊維シート断熱材を(G)、無機質フォームプラスチック系断熱材を(P)と略称で示します。
JIS A 6514を参照した 分類表 |
山ピッチ記号 | 20 | 25 | 30 | 33 | |
山ピッチ寸法 | 190以上230未満 | 230以上270未満 | 270以上310未満 | 310以上350未満 | ||
山高記号 | 山高寸法 | |||||
17 | 160以上180未満 | H1733 | ||||
19 | 180以上210以下 |
新しい認定の内容と適用条件は以下の通りです。
①鋼板の種類及び規格(鋼板は厚さ0.8〜1.2㎜で塗覆装(化粧)あり及びなしの物)
②化粧の仕様
表・裏面の合計:300±30μm以下、有機質349±35g/㎡以下
③折板の仕様
折板の仕様は、表3および図の通りです。
適用認定番号 | 折板の働き幅 | 山高さ | 上底・下底・他 |
---|---|---|---|
FP030RF-1877 | 333±20 | 165~180 (+5,-0) |
詳細形状は、認定書による |
①タイトフレーム
タイトフレームに使用できる鋼板の種類及び規格は、以下の通りです。
タイトフレームの寸法及び形状は、表4によります。
適用認定番号 | 鋼板厚さ | 幅さ | 山高 | 形状・その他 |
---|---|---|---|---|
FP030RF-1877 | 2.3~4.5 | 39~50 | A 170~180 | |
B 170~180 |
②ボルト・ナット等(材料及び規格)
ボルト・ナット等の材料及び規格は、表5によります。
適用認定番号 | タイトフレーム | ボルト・ナット (鋼製・ミリメートル規格に限る) |
---|---|---|
FP030RF-1877 | A・Bタイプ | M10以上×L20以上 |
③吊り子
タイトフレームと吊り子の組み合わせは、表6によります。
適用認定番号 | FP030RF-1877 |
---|
吊り子に使用する鋼板の種類及び規格
Aタイプ、Bタイプの鋼板厚さは1.0~1.6㎜です。
タイトフレーム | 吊り子 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
形状 | 高さ | 幅 | 長さ | 厚さ | ||
A | 40~55 | 50~65 | 130~150 | 1.0~1.6 | ||
B | 70~100 | 15~25 | ||||
④母屋とタイトフレームとの接合(溶接)
母屋とタイトフレームの接合は、表7によります。
認定番号 | 溶接長さ (1箇所当たり) |
溶接箇所数 (1谷当たり) |
ねじ寸法 | 留め付け本数 (1山当たり) |
---|---|---|---|---|
FP030RF-1877 | 20以上 | 2箇所 | - | - |
施工方法は以下によります。
(1)FP030RF-1877(H1733)の施工方法
①タイトフレームの取り付け
折板屋根を施工する母屋芯相互の間隔が4,000㎜以下であることを確認する。タイトフレームを墨出し線に合わせて母屋の直上に配置し、アーク溶接で母屋に取付ける。溶接位置はタイトフレームの谷部とし、溶接長さは1箇所当たり20㎜以上で、溶接は1谷当たり2箇所(谷部の両側)とする。
②折板の取り付け
吊り子をタイトフレームにボルト(M10㎜以上×L20㎜以上)・ナットで固定する。
折板をタイトフレームの上に配置し、隣り合う折板相互の馳部を吊り子のツメの部分に差し込み、両者の馳部を専用の馳締機でかしめ、吊り子を介して、折板をタイトフレームに取付ける。
折板の長さ方向の相互の馳部は、専用の馳締機でかしめて接合する。
③母屋の耐火被覆
母屋に1時間の耐火被覆を施す。ただし、平成12年建設省告示第1399号第4号三号二の規定に該当する場合には、上記の耐火被覆は必要としない。