委員会で性能確認を受けた製品に限定されます。
ガラス繊維シート断熱材裏張/めっき鋼板製折板屋根
認定番号及び名称等は表1の通りです。
認定番号 | 名 称 | JIS折板分類 | 鋼板厚さ | 許容梁間 | 鋼板種類 |
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FP030RF-1504 | ガラス繊維シート断熱材裏張/めっき鋼板製折板屋根 | H0740 | 0.6~1.2 | 1,220以下 | 別記載 |
*JIS折板分類は、JIS A 6514を参照のこと
適用できる裏打材は、表2の断熱亜鉛鉄板委員会の認定品です。
断熱材名 | 厚さ(㎜) | |
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ガラス繊維系断熱材 | スーパーフェルトンⅢ(ニチアス) | 5〜10 |
フネンルーフG2(日本グラスファイバー工業) | ||
NSフネンGF(中川産業) |
※以後文の中では、ガラス繊維シート断熱材を(G)、無機質フォームプラスチック系断熱材を(P)と略称で示します。
使用に際しては、以下の事項を確認下さい。
①折板の山高・山ピッチ・形状
②認定により適用できる適用鋼板厚さ及び最大許容梁間
③折板に使用できる鋼板の種類及び最大塗膜厚及び質量(重量)
④認定により適用できるタイトフレームの材質・形状・幅・厚み(1.6~4.5㎜)
⑤裏打材(断熱亜鉛鉄板委員会認定品)
JIS A 6514を参照した 分類表 |
山ピッチ記号 | 33 | 35 | 40 | 45 | |
山ピッチ寸法 | 310以上350未満 | 350以上390未満 | 390以上430未満 | 430以上480未満 | ||
山高記号 | 山高寸法 | |||||
07 | 60以上 80未満 | H0740 | ||||
09 | 80以上 100未満 |
認定の内容と適用条件は以下の通りです。
①鋼板の種類及び規格(鋼板は厚さ0.6〜1.2㎜で塗覆装(化粧)あり及びなしの物)
②化粧の仕様
表・裏面の合計:300±30μm以下、有機質349±35g/㎡以下
③折板の仕様
折板の仕様は、表3および図の通りです。
適用認定番号 | 折板の働き幅 | 山高さ | 上底・下底・他 |
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FP030RF-1504 | 418(±10)~455(±10) | 57(+5,-0)~95(+5,-0) | 詳細形状は、認定書による |
①タイトフレーム
タイトフレームに使用できる鋼板の種類及び規格は、以下の通りです。
タイトフレームの寸法及び形状は、表4によります。
適用認定番号 | 鋼板厚さ | 幅 | 山高 | 形状・その他 | |
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FP030RF-1504(G) | 1.6~4.5 | 30~50 | A | 62~104 | |
B | 62~104 | ||||
C | 62~104 | ||||
D | 50~92 |
②ボルト・ナット等(材料及び規格)
ボルト・ナット等の材料及び規格は、表5によります。
適用認定番号 | タイトフレーム | ボルト・ナット(鋼製・ミリメートル規格に限る) |
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FP030RF-1504 | A・B・Cタイプ 共通 | M8以上×L16以上 |
③吊り子
タイトフレームと吊り子の組み合わせは、表6によります。
適用認定番号 | FP030RF-1504 |
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吊り子に使用する鋼板の種類及び規格
Aタイプ、Bタイプ、Cタイプの鋼板厚さは0.8~1.6㎜です。
タイトフレーム | 吊り子 | |||||
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形状 | 高さ | 幅 | 長さ | 厚さ | ||
a | 34~85 ※37~61.5 a-⑦、b-② に適用 |
25~73 ※6.5~20 a-⑦、b-② に適用 |
70~130 | 0.8~1.6 | ||
|
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b | ||||||
a-⑦、b-② |
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c |
④母屋とタイトフレームとの接合(溶接・ねじ留め)
母屋とタイトフレームの接合は、表7によります。
認定番号 | 溶接長さ (1箇所当たり) |
溶接箇所数 (1谷当たり) |
ねじ寸法 | 留め付け本数 (1山当たり) |
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FP030RF-1504 | 20以上 | 4箇所 (1山当たり) |
φ5以上×L16以上 | 2~4本 |
施工方法は以下によります。
FP030RF-1504(H0740・G)の施工方法
①タイトフレームの取り付け
・溶接工法
折板屋根を施工する母屋芯相互の間隔が1,220㎜以下であることを確認し、タイトフレームを墨出し線に合わせて母屋の直上に配置し、アーク溶接で母屋に取付ける。
溶接位置はタイトフレームの谷部とし、溶接長さは1箇所当たり20㎜以上で、溶接は1山当たり4箇所(谷部の両側×2箇所)とし、溶接間隔は350㎜以下とする。
・ねじ留め工法
折板屋根を施工する母屋芯相互の間隔が1,220㎜以下であることを確認し、タイトフレームを墨出し線に合わせて母屋の直上に配置し、鋼製ドリルねじ(φ5㎜以上×L16㎜以上)で母屋に取付ける。
ねじ留め位置はタイトフレームの谷部に、ねじは1山当たり2〜4本とし、留め付け間隔は350㎜以下とする。
②折板の取り付け
吊り子をタイトフレームにボルト(M6㎜以上×L16㎜以上)・ナットで固定する。
折板をタイトフレームの上に配置し、隣り合う折板相互の馳部を吊り子のツメ部分に差し込み、両者の馳部を専用の馳締機でかしめ吊り子を介して、折板をタイトフレームに取付ける。
折板の長さ方向の相互の馳部は、専用の馳締機でかしめて接合する。
③母屋の耐火被覆
母屋に1時間の耐火被覆を施す。ただし、平成12年建設省告示第1399号第4第三号二の規定に該当する場合に は、上記の耐火被覆は必要としない。