委員会で性能確認を受けた製品に限定されます。
ガラス繊維シート断熱材裏張/めっき鋼板製折板屋根
認定番号及び名称等は表1の通りです。
認定番号 | 名 称 | JIS折板分類 | 鋼板厚さ | 許容梁間 | 鋼板種類 |
---|---|---|---|---|---|
FP030RF-0502 | ガラス繊維シート断熱材裏張/めっき鋼板製折板屋根 | K 1525 | 0.8〜1.2 | 3,750以下 | 別記載 |
*JIS折板分類は、JIS A 6514を参照のこと
適用できる裏打材は、表2の断熱亜鉛鉄板委員会の認定品です。
裏打材 | 製品名 | 厚さ(㎜) |
---|---|---|
ガラス繊維系断熱材 | スーパーフェルトンⅢ(ニチアス) | 5〜10 |
フネンルーフG2(日本グラスファイバー工業) | ||
NSフネンGF(中川産業) |
※以後文の中では、ガラス繊維シート断熱材を(G)、無機質フォームプラスチック系断熱材を(P)と略称で示します。
使用に際しては、以下の事項を確認下さい。
①折板の山高・山ピッチ・形状
②認定により適用できる適用鋼板厚さ及び最大許容梁間
③折板に使用できる鋼板の種類及び最大塗膜厚及び質量(重量)
④認定により適用できるタイトフレームの材質・形状・幅・厚み(2.3〜4.5㎜)
⑤裏打材(断熱亜鉛鉄板委員会認定品)
JIS A 6514を参照した 分類表 |
山ピッチ記号 | 20 | 25 | 30 | 33 | |
山ピッチ寸法 | 190以上230未満 | 230以上270未満 | 270以上310未満 | 310以上350未満 | ||
山高記号 | 山高寸法 | |||||
13 | 120以上 140未満 | |||||
15 | 140以上 160未満 | K1525 |
認定の内容と適用条件は以下の通りです。
①鋼板の種類及び規格(鋼板は厚さ0.6〜1.2㎜で塗覆装(化粧)あり及びなしの物)
②化粧の仕様
表・裏面の合計:280±28μm以下、有機質量326±33g/㎡以下
③折板の仕様
折板の仕様は、表3および図の通りです。
適用認定番号 | 折板の働き幅 | 山高さ | 上底・下底・他 |
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FP030RF-0502 | 500±20 | 147~150(+5, -0) | 40±5 |
①タイトフレーム
タイトフレームに使用できる鋼板の種類及び規格は、以下の通りです。
タイトフレームの寸法及び形状は、表4によります。
適用認定番号 | 鋼板厚さ | 幅 | 山高 | 形状・その他 |
---|---|---|---|---|
FP030RF-0502 | 2.3~4.5 | 38~45 | 149~160 |
②ボルト・ナット等(材料及び規格)
ボルト・ナット等の材料及び規格は、表5から表6によります。
適用認定番号 | ボルト・ナット(鋼製) | 座金(鋼製) | 防水パッキン |
---|---|---|---|
FP030RF-0502 | M8以上×L25以上 (ミリメートル規格に限る) |
厚さ1.2~1.6 直径30~35 |
ブチルゴム系 厚さ3.5~7.5 直径21~28 |
適用認定番号 | ボルト・ナット(鋼製) | 座金(鋼製) | 防水パッキン |
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FP030RF-0502 | M8以上×L55以上 (ミリメートル規格に限る) |
厚さ1.2~1.6 直径30~35 |
ブチルゴム系 厚さ3.5~7.5 直径21~28 |
③母屋とタイトフレームとの接合(溶接)
母屋とタイトフレームの接合は、表7によります。
認定番号 | 溶接長さ (1箇所当たり) |
溶接箇所数 (1谷当たり) |
ねじ寸法 | 留め付け本数 (1山当たり) |
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FP030RF-0502 | 20以上 | 2箇所 | - | - |
施工方法は以下によります。
FP030RF-0502(K1525 ・G)の施工方法
①タイトフレームの取り付け
折板屋根を施工する母屋芯相互の間隔が3,750㎜以下であることを確認する。
タイトフレームを墨出し線に合わせて母屋の直上に配置し、アーク溶接で母屋に取付ける溶接位置はタイトフレームの谷部とし、溶接長さは1箇所当たり20㎜以上で溶接は1谷当たり2箇所(谷部の両側)とする。
②折板の取り付け
折板をタイトフレームの上に配置し、タイトフレームの山部にボルト(M8㎜以上×L25㎜以上)・ナット(座金及び防水パッキン併用)で250㎜の間隔で留め付ける。
折板の長さ方向相互は、ワンサイドボルト(M8㎜以上×L55㎜以上)(座金及び防水パッキン併用)で630㎜以下の間隔で結合する(幅方向は500㎜)。
③母屋の耐火被覆
母屋に1時間の耐火被覆を施す。ただし、平成12年建設省告示第1399号第4号三号二の規定に該当する場合には、上記の耐火被覆は必要としない。