防火材料・耐火構造認定一覧

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認定番号 FP030RF-0501

特徴

1.鋼板板厚は、0.6~1.2が使用できます。

2.鋼板は、ステンレス製は使用できません。

3.折板の形状は、K0920(重ね、山高90程度、山ピッチ200程度)でシングル折板です。

4.タイトフレーム板厚は、2.3~4.5㎜が使用できます。

5.適応する断熱材は無機質断熱材で厚さは、5~10㎜です。

委員会で性能確認を受けた製品に限定されます。

6.認定名称

ガラス繊維シート断熱材裏張/めっき鋼板製折板屋根

概要

1.認定番号・名称等

認定番号及び名称等は表1の通りです。

表1 認定番号と名称等(単位:㎜)
認定番号 名  称 JIS折板分類 鋼板厚さ 許容梁間 鋼板種類
FP030RF-0501 ガラス繊維シート断熱材裏張/ めっき鋼板製折板屋根 K 0920 0.6〜1.2 2,250以下 別記載

*JIS折板分類は、JIS A 6514を参照のこと

2.適用断熱材

適用できる断熱材は、表2の断熱亜鉛鉄板委員会の認定品です。

表2 適用できる断熱材
裏打材 製品名 厚さ(㎜)
ガラス繊維系断熱材 スーパーフェルトンⅢ(ニチアス) 5〜10
フネンルーフG2(日本グラスファイバー工業)
NSフネンGF(中川産業)

※以後文の中では、ガラス繊維シート断熱材を(G)、無機質フォームプラスチック系断熱材を(P)と略称で示します。

3.確認事項

使用に際しては、以下の事項を確認下さい。

①折板の山高・山ピッチ・形状

②認定により適用できる適用鋼板厚さ及び最大許容梁間

③折板に使用できる鋼板の種類及び最大塗膜厚及び質量(重量)

④認定により適用できるタイトフレームの材質・形状・幅・厚み(2.3〜4.5㎜、H0740は、1.6~4.

⑤断熱材(断熱亜鉛鉄板委員会認定品)

参考 山高・山ピッチによる折板分類 (寸法単位:) 【金属製折板屋根構成材】 JIS A 6514抜粋
JIS A 6514を参照した
分類表
山ピッチ記号 20 25 30 33
山ピッチ寸法 190以上230未満 230以上270未満 270以上310未満 310以上350未満
山高記号 山高寸法
09 80以上 100未満 K0920      
11 100以上 120未満        

内容と適用条件

新しい認定の内容と適用条件は以下の通りです。

1.主構成材料等

①鋼板の種類及び規格(鋼板は厚さ0.6〜1.2㎜で塗覆装(化粧)あり及びなしの物)

  • 溶融亜鉛めっき鋼板(JIS G 3302 SGCC)
    溶融亜鉛めっき:めっき質量250g/㎡以上
  • 溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板(JIS G 3317 SZACC)
    溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき:めっき質量250g/㎡以上
  • 溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板(JIS G 3321 SGLCC)
    溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき:めっき質量150g/㎡以上
  • 溶融アルミニウムめっき鋼板(JIS G 3314 SA2C)及び(JIS G 3141 SPCCに当該めっきを施したもの)
    溶融アルミニウムめっき:めっき質量150g/㎡以上
  • 溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板(JIS G 3141 SPCCに当該めっきを施したもの)
    溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき:めっき質量140g/㎡以上

②化粧の仕様

表・裏面の合計:280±28μm以下、有機質量326±33g/㎡以下

  • 塗料(表面及び裏面)
    ポリエステル系、シリコーン樹脂系、アミノ・アルキド樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン・ポリエステル系、フッ素樹脂系、塩化ビニル樹脂系、アクリル樹脂系、フッ素樹脂配合アクリル樹脂系、フッ化ビニリデン樹脂系、塩化ビニル・アクリル・フッ素共重合樹脂系、アクリル・塩化ビニル樹脂系
  • フィルム系(表面及び裏面)
    塩化ビニル樹脂系フィルム、アクリル樹脂系フィルム、フッ素樹脂系フィルム、塩化ビニル樹脂系シート、アクリル樹脂系フィルム・塩化ビニル樹脂系シート、フッ素樹脂系フィルム・塩化ビニル樹脂系シート

③折板の仕様

折板の仕様は、表3および図の通りです。

表3 折板の仕様(単位:㎜)
適用認定番号 折板の働き幅 山高さ 上底・下底・他
FP030RF-0501 600±20 84~90(+3, -0) 35±5

2.副構成材料

①タイトフレーム

タイトフレームに使用できる鋼板の種類及び規格は、以下の通りです。

  • 溶融亜鉛めっき鋼板(JIS G 3302)
  • 溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板(JIS G 3317)
  • 溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板(JIS G 3321)
  • 溶融アルミニウムめっき鋼板(JIS G 3314又はJIS G 3141に当該めっきを施したもの)
  • 溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板(JIS G 3141に当該めっきを施したもの)
  • 電気亜鉛めっき鋼板(JIS G 3313)

タイトフレームの寸法及び形状は、表4によります。

表4 タイトフレームの寸法及び形状 (単位:㎜)
適用認定番号 鋼板厚さ 山高 形状・その他
FP030RF-0501 2.3~4.5 28~45 87~95

②ボルト・ナット等(材料及び規格)

ボルト・ナット等の材料及び規格は、表5から表6によります。

表5 折板とタイトフレームの接合用(単位:㎜)
適用認定番号 ボルト・ナット(鋼製) 座金(鋼製) 防水パッキン
FP030RF-0501 M8以上×L25以上
(ミリメートル規格に限る)
厚さ1.2~1.6
直径30~35
ブチルゴム系
厚さ3.5~7.5
直径21~28
表6 折板長辺方向相互の接合用(単位:㎜)
適用認定番号 ボルト・ナット(鋼製) 座金(鋼製) 防水パッキン
FP030RF-0501 M8以上×L55以上
(ミリメートル規格に限る)
厚さ1.2~1.6
直径30~35
ブチルゴム系
厚さ3.5~7.5
直径21~28

③母屋とタイトフレームとの接合(溶接)

母屋とタイトフレームの接合は、表7によります。

表7 母屋とタイトフレームとの接合(単位:㎜)
認定番号 溶接長さ
(1箇所当たり)
溶接箇所数
(1谷当たり)
ねじ寸法 留め付け本数
(1山当たり)
FP030RF-0501 20以上 2箇所 - -

3.施工方法

施工方法は以下によります。
FP030RF-0501(K 0920・G)の施工方法

①タイトフレームの取り付け

折板屋根を施工する母屋芯相互の間隔がFP030RF-0501 2,250㎜以下であることを確認する。
タイトフレームを墨出し線に合わせて母屋の直上に配置し、アーク溶接で母屋に取付ける。溶接位置はタイトフレームの谷部とし、溶接長さは1箇所当たり20㎜以上で、溶接は1谷当たり2箇所(谷部の両側)とする。

②折板の取り付け

折板をタイトフレームの上に配置し、タイトフレームの山部にボルト(M8㎜以上×L25㎜以上)・ナット(座金及び防水パッキン併用)で200㎜の間隔で留め付ける。
折板の長さ方向相互は、ワンサイドボルト(M8㎜以上×L55㎜以上)(座金及び防水パッキン併用)で630㎜以下の間隔で結合する(幅方向は600㎜)。

③母屋の耐火被覆

母屋に1時間の耐火被覆を施す。ただし、平成12年建設省告示第1399号第4号三号二の規定に該当する場合には、上記の耐火被覆は必要としない。

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